この製品は三洋電機が開発した充電池「eneloop」を使った「eneloop universe」シリーズの1つです。充電池は自然放電が多く、使う度に容量が低下する「メモリー効果」と呼ばれる性質がありましたが、そこを克服したのが eneloop です。「使い捨てない」というコンセプトのために環境配慮もされていて、すべて国内生産されています。このシリーズは2007年のグッドデザイン賞大賞を受賞したほか、環境配慮のコンセプトが評価され「2006年エコプロダクツ大賞環境大臣賞」などの賞を受賞しています。 |
「懐の炉」と書いて「カイロ」。日本人が暖をとる古典的な用具で、石や木炭を使ったカイロは、忍者も使っていたと言われます。戦時中にプラチナを使った「白金懐炉」が普及、戦後も大いに使われましたが、1978年の「ホカロン」登場以降、振って化学反応で熱を出す「使い切り」型が主流となりました。使い切りはモッタイナイ、と思っていた人も多いのではないでしょうか。いったん温かくすると途中で止められないのも不便です。
そこでご紹介するのは「充電式カイロ」です。寒く感じたらスイッチON、熱くなったらスイッチOFFができるカイロは、寒い屋外に出たり暖房の効いた屋内や電車内に入ったりする状況に重宝です。スイッチを入れると30秒ほどで温まります。内蔵電池は5時間の充電で最大6時間使用できます。手軽なサイズはまさに「懐」用と言えます。
84mm×62mm×19mm、重量85g
「弱」41℃・「強」43℃の切り替え式
充電池は500回の繰り返し使用可
【2008年】