日本固有の果物である温州みかんは、太平洋に面した温暖な気候のもとで良く育ちます。現在の生産量ベスト3は、和歌山県、愛媛県、静岡県です。ここで紹介する「じいちゃんとばあちゃんが心をこめて作った孫のみかんジュース」の生産地である御浜(みはま)は、三重県南部、和歌山県境に近い「みかんの里」として知られる町で、まぶしい陽の光のもと、年間を通じて、甘さいっぱい、コクがたっぷりのみかんが収穫されています。現在日本に流通している「オレンジジュース」は、中国産の柑橘類を原料として濃縮還元を経たものが多いのですが、このジュースは正真正銘、御浜で収穫され生産されたものであり、「三重県産の原料を100%使った地域特産品」に県が与える「Eマーク」の認定を受けています。

一般に「みかん」と呼ばれる「温州みかん」は、日本の九州・鹿児島が原産の果物です。「温州(うんしゅう)」は中国の地名ですが、これはただの品名として使われたもので、日本固有の果物であり、外国では mikan または satsuma と呼ばれています(柑橘類の生産で有名なフロリダ州には Satsuma という町があります。日本からみかんの苗木が送られた歴史があるとのこと)。「みかん」の語源は「蜜柑」であると言われるほど甘い品種です。

みかんには、夏バテ予防や紫外線対策に重要なビタミンCが豊富に含まれています。温州みかん3個で成人の1日所要量が摂れるとされています。このジュースは1びんに25個のみかんを使っていますので、コップ1杯で十分なビタミンCが摂れるはず。絞ったままの果肉・果汁ですので、食物繊維も豊富なのです。

びん1本(1リットル)にみかん約25個を使用
有限会社御浜柑橘

【2008年】