不思議なアート空間で
昼ごはん
メトロ銀座線末広町駅4番出口のすぐ近くに、「アーツ千代田3331」という施設がある。ここは2005年に閉校となった千代田区立練成中学校の建物を利用し、2010年6月にオープンした新しいアートスペース。「シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャン、シャン」という3・3・3・1の江戸一本締めのリズムが命名の由来とか。学校だった時代は隣接の区立練成公園とフェンスで仕切られていたが、現在はそれも取り払われて一体化し、1つの施設のように見える。
館内には自由に入ることができる。いくつもの展示会やワークショップ、イベントなどが同時並行的に開かれ(有料のものもある)、時には展示準備中の様子に出くわしたりして、それがまたライブ感があって面白い。かつての学校の設備や備品がそのままあちこちで使われていて、まるでどこかの学校の文化祭にでも迷い込んだかのようである。
歩きまわって少し空腹を感じたら、1階に「フードラボ3331」というカフェレストランがある。ランチ営業を11時30分から16時までやっているので、少々遅い昼飯でも大丈夫(火曜日休み)。この日2011年11月25日のメニューは、白米と玄米いずれかのご飯が選べる「ハンバーグの豆腐乗せ焼き」880円(写真右上)のほか、カレーランチ、スープランチ各950円が用意されていた。平日はコーヒーまたは紅茶がつく。ちょっとしたこだわりを感じるレシピで、ボリュームも結構ある。たまたま「半島地域の活性化」を目的とした国土交通省主催のイベントを開催中のため1階フロアが窮屈だったが、何もない時は、広いスペースでゆったりランチを楽しめそうだ。個人的感覚では「秋葉原の端っこ」のような場所である。オタク文化の喧噪をたっぷり楽しんだ後に、この不思議な空間で一息入れるのも悪くない。
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