浜松町駅近くで
ほっと一息
2012年9月1日、浜松町駅北口からJRの線路沿いを新橋方面へ徒歩3分ほどの所に、港区の新しい複合施設「プラザ神明」がオープンした。個性的な表情の8階建の建物に、170名の幼児を預かる区内最大規模の保育園、学童保育の施設を併設した「子ども中高生プラザ」、区内在住の高齢者を中心に広く一般の方が利用できる健康・集会施設「いきいきプラザ」などが設けられている。窓からは新幹線やJRの各列車、東京モノレールが行き交う様子が見られて楽しい。施設面も、体育館は収納式の舞台と客席を備え、必要に応じて演奏会や各種式典に対応するホール早変わりするという優れものだし(写真左下)、バリアフリーに配慮した最新のマシンを備えたトレーニングルームも立派である(写真右上)。このトレーニングルーム、区内在住の高齢者は無料、その他の区内在住者・在勤者は1回400円で利用でき、エクササイズの講座なども開設されているので、近くにお勤めの方などにも利用価値は大きそうだ。
個人的に気に入ったのは、1階の「コミュニティーカフェ」である。一般のカフェのようなインテリアではないが、心地よいリビングルームのような雰囲気の中、コーヒー150円にプリン100円をつけ、わずか250円でちょっとしたティータイムが楽しめるのは嬉しい(写真右下)。今月のハーブティー200円、チーズケーキ200円、サンドイッチとスープのセット250円などのメニューも魅力ではないか。平日は10時から18時、日曜17時と、プラザの開館時間に合わせての営業だが、仕事や行楽で浜松町や地下鉄大門の駅を利用する時など、ちょっとひと休みに使えそうである。
ところで、なぜこんな立地に立派な区の施設ができるかというと、ここが1995年に港区立御成門小学校に統合された神明小学校の跡地だからだ。校舎と校庭の跡地にはすでに2008年に港区立エコプラザ(上階は区民向けの住宅)ができ、道を隔てて第2グラウンドがあったこの場所に今回の施設のオープンとなったわけである。経済環境の厳しい中、このような事業をダイナミックに行える港区は大したものだ、と変な感心をしてしまうのであった。
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