空きスペースの利用
社から最も近い交差点の角のビルにある貸会議室、最近の『日経』(2009年1月29日夕刊)に取り上げられていたところによれば、貸会議室業界で最も伸びている会社のものである。6フロアにわたり21室を展開、ネットで予約状況を見たら休日以外はほとんど埋まっていた。研修やプレゼン用の施設が整い、昼食も注文できて便利で、企業音の経費節減。人員削減マインドに応える。TKPは「東京・貸し・プレイス」の略とのことだが、既に全国展開している。
記事には「貸会議室向けスペースはますます仕入れやすくなっている」とあるが、虎ノ門駅すぐ、官庁街も近い交差点角のこの場所、1年前まで1階はみずほ銀行だった。会社から近くて私には便利だった。しかしこの支店は、霞ヶ関ビル近くにある支店と統合してしまい、私からは2ブロック遠ざかってしまった。
さらにさかのぼれば、ここは北海道拓殖銀行→中央信託銀行の場所だった。左図は1995年当時のこの周辺だが、偶然にも後に統合することになる銀行同士が近接していることにお気づきと思う。
その結果、現在は右図のようになってしまった「貸会議室向けスペースが仕入れやすくなる」のも道理で、今後、さらに増える空きスペースに有効な価値を付けられた企業が成功するのだろう。
※このビルは2011年10月に解体されました。
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