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どこでも腰かけ文化

最近、会社の周りのコンビニエンスストアにも、座って飲食のできる「イートインスペース」を持つ店が増えてきたなあ、と思っていたら、何やら街角のあちこちに椅子やベンチが目につくようになってきた。テラス席のあるカフェやレストランの増加もあるが、再開発で「公開空地」(こうかいくうち)が数多くできていることも1つの要因であろう。
大型ビルができた時、以前より道が広がったり、新しい広場ができたように感じることがある。これは多くの場合、建物の敷地の一部が誰もが自由に通行できるスペース、すなわち公開空地として提供されたためらしい。公開空地を設けることで都市計画で定められた容積率の制限が緩和され、より大きなビルが建てられる特例制度があり、大規模開発で盛んに利用されている。この公開空地に緑化スペースと共に椅子やベンチをデザインする例が増えており、そこでパソコンを広げたり、テイクアウトのコーヒーを飲んだりするオフィスワーカーの姿も日常の風景になってきている。
屋外だけではなく、ビルの中にも異変が起きている。周囲に複数の飲食店が並び、中央に共用のテーブル席を多数設けた「フードコート」があるフロアは郊外のショッピングセンターの専売特許かと思いきや、何と霞が関のランドマーク、霞が関ビルにも同様のスペースが出現し(写真下右)、「びっくりぽん!」である。
高齢化と働き過ぎにより長時間立っていられない人が増えたというわけでもなかろうが、都心のオフィス街には、今や「どこでも腰かけ文化」が育ちつつある。あまり急がず、まあ一息入れて行きましょうということなら、少し良い時代に向かっているのかな、と思う2016年3月某日である。

CONTENTS

繁華街の生涯学習センター

指定喫煙場所のある風景

西新橋は森ビルの原点

南桜公園に桜咲く

プロメテウスの遷座

ビジネス街の女神

道路沿いのテラス席

どこでも腰かけ文化

よみがえる東京駅

全国農業高校収穫祭に思う

郵便局はショッピングセンター

バスで観て歩いて愛でる桜かな

大手町の森の驚き

屋上に緑が育つ

江戸の舟めぐり復活?

『麒麟の翼』の日本橋と水天宮

こんな所に新設の銭湯

銀座ミツバチ物語

無料の首都高

築地でバーベキュー

昔も今も最前線

晴海に海保の練習船来る

築地から豊洲へ

海上から見た「東京港」

東京湾に「森」が育つ

「赤船」出現

隅田川の新しい橋

隅田川をゆく宇宙船

15分間のミニクルーズ

天王洲の新スポット

近未来的な都市公園の風景

東京モノレール再発見

川から見つめる都会

変わる御茶ノ水駅聖橋口

低予算バスの旅

都心を快適サイクリング

ウインドーの中の祭具

お寺で過ごす昼休み

歴史ある小学校が消える

アークヒルズの庭を歩く

トンネルと公園の物語

六本木で出会う「花子とアン」

「聖地」に合掌