1月31日は愛妻の日
2015年1月28日夕方5時から、「日比谷公園の中心で妻に愛を叫ぶ」というイベントが行われた。セカチューならぬ「ヒビチュー」。妻という最も身近な存在を大切にする人を増やし、豊かで平和な世界をめざすという崇高な理想のもとに日本愛妻家協会が制定した1月31日の「愛妻の日」をアピールする企画で、あまり知られていないようだが、今年ですでに8回目を数える。同協会と日比谷公園の正面玄関ともいえる日比谷門に店を構える日比谷花壇がコラボし、男の帰宅「花」作戦~男は花を持って家に帰ろう~のキャッチコピーのもと、日頃の感謝を花に託して贈る「愛妻家スタイル」の普及をめざしているらしい。
さて、今年の「ヒビチュー」では、10名ほどの愛妻家が大噴水のそばに設けられた特設ステージに立ち、チューリップの花束(花言葉は「永遠の愛」だそうだ)を手に、妻への感謝と熱き想いを叫んだ(写真左)。しかし、零度に限りなく近いと思われる厳しい寒さもあってか、観衆はなかなか増えず、多めに数えても40~50人規模。しかもその多くが「関係者」ではないかという雰囲気で、NHKなどいくつかの報道関係者がカメラを回していたが、さてどう編集するのかと心配になるほど内々感いっぱいのイベントになっていた。
この時期、日比谷花壇の売場には「愛妻の日」コーナーが設けられ(写真中)、日本橋高島屋(写真右)では、日比谷花壇のほか、アクセサリー、衣料、食品などのいくつかのブランドが参加して「愛妻の日フェア」を開催しているが、バレンタインデーのようなメジャーイベントへの道は、いささか険しそうである。
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