エコプラザでマーケット
港区立エコプラザは、浜松町から歩いて5分弱の区民住宅の1階から3階にある。虎ノ門3丁目から2008年6月に移転オープンした。壁・床・天井に、あきる野市の「みなと区民の森」の間伐材が使われ、清冽な木の香りが漂う。普段は、ライブラリーのある部屋、体験学習などの部屋、研修などの部屋に分けられている1階は、ドアをはずせば350人収容のオープンスペースになり、イベントなどに用いられる。
2009年8月8日はこのスペースで、「アースデイマーケット」が行なわれた。農家や生産者が自分で農作物や物品を販売する、月1回代々木公園で開かれているイベントの特別版だ。天井高が5メートルほどある開放感ある空間に、安心な野菜や、安全な食材で作られたパン、ジャム、菓子、酒などの食品、さらには自然素材の服や化粧品など、20の店が並ぶ。参加者は出展者とじっくりと会話を交わしながら店を回る。国産小麦と酵母で作ったというパンは、歯ごたえがしっかりしている。有機栽培のお茶は苦味がたいへん快い。自然の味を感じる。
港区エコプラザは、こういったイベントだけでなく、セミナーや研修会、他のエコな組織の活動紹介など、情報発信基地となっている、興味深い存在である。
ちょっとした感想。エコの方々は、言葉遊びがお好きな傾向があるようだ。出展者の名前や商品名にも感じたが、エコプラザが今回のようなイベントで使用している、間伐材使用無漂白の割り箸の名称が「和RE箸」である。この和RE箸は使用後に和RE箱に入れると、堆肥としてRECYCLEされる、和の森のREBIRTHに貢献するとのことだ。
CONTENTS