福島の元気を感じた一日
JR有楽町駅のすぐそば、東京都庁が新宿に移転した跡地に建設された「東京国際フォーラム」が、今年2012年1月、開館15周年を迎えた。時のたつのはまことに早いものである。
3月20日春分の日、その東京国際フォーラムで「がんばろうふくしま!大交流フェア」というイベントがあった。これは、2008年から毎年池袋で行われてきた「ふるさと福島大交流フェア」が、東日本大震災から1年を経て、復興への思いを込めた名称のもとに開催されたものらしい。東京都が共催、東京国際フォーラムが特別協力という形でバックアップしており、被災地の自治体主催のイベントとしては最大級の規模と思われ、入場規制が行われるほどの賑わいを見せた。当日のNHKのニュースでは来場者数1万5000人と伝えられ、「福島」への関心がいかに高まっているかを如実に示す数字であった。
その大混雑の中、いわき市のスパリゾートハワイアンズに所属するダンサーによる30分余りのショーを楽しんだ後、ぜひ昨年のB-1グランプリで4位に入った「なみえ焼そば」をいただこうと人波をかいくぐったが、早くも1時間待ちではと思えるほどの長蛇の列。すぐにあきらめ、何とか「会津ソースカツ丼」と「塩川鳥モツ」(写真3段目右)にありつく。この鳥皮のモツ煮が期待以上で、個人的には一昨年にグランプリを取った甲府の鳥モツよりも好みの味であった。
最後にアンケートに答え、「七転び八起き」を意味する会津の縁起物「起上り小法師」を頂戴して会場を後に(写真下左)。せっかくの機会なので、徒歩5分ほどのところにある福島八重洲観光交流館「ほっとするふくしま」に立ち寄る。大交流フェアのパンフレット持参の方にお楽しみプレゼント、という企画が効果を上げてか、こちらもかなりの入り。いただいたプレゼントは、またまた「起上り小法師」(写真下右)であった。久しぶりに熱気を感じるイベントに参加して、福島を応援するどころか、逆に元気をもらったような気がした。
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