新橋名物「大古本まつり」
恒例の新橋駅前「大古本まつり」が開催された。「ニュー新橋ビル」(写真の奥に見えるビル)に入居する商店連合会主催により、「SL広場」で年4回(3月、5月、9月、10月)、1週間ずつ開かれている。第1回目が1997年なので、今年で11年目だ。併行して献血と青空将棋も行なわれている。特徴は屋外での催しということで(雨天の日は中止)、オープンエアに古本のワゴンが並ぶという光景は(本は若干傷むだろうが)なかなか良いものだ。
ウェブサイト「日本の古本屋」ができたことにより、どこの古本屋にどのような本があるかすぐに検索できるようになった。アマゾンの「マーケットプレイス」のように、個人が所有する本に値段を付けて売るシステムも人気だ。そのため、特定の本を探して古本屋を巡るという行為はあまり行なわれなくなった。
しかし古本屋には「知らなかった本を知る」機能がある。こんな本が出されていたのか!という感動だ。古本市は本好きにとっては富士の樹海のようなもので、いったん入り込むと出てこられない危険がある。
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