区民まつりで旅気分
「みなと区民まつり」が10月9日・10日の土曜・日曜に開催された。今年2010年で第29回目を数える東京都港区の秋の一大イベントだ。会場は、増上寺や東京プリンスホテル、港区役所を含む芝公園一帯。イベントステージが4つも設けられていることからしても、いかに大規模なイベントかわかるというものだ。あいにく初日の9日は雨模様で、中止になってしまったプログラムも多く、晴れの発表の舞台に向け準備を進めてきた人や、それを楽しみにしていた人にとっては、さぞ残念だったことだろう。
だが、お楽しみはそれだけではない。個人的には港区に関わりの深い自治体や企業・団体が出店する港区役所前の「ふるさと物産展」や東京プリンスエリアの「世界のお酒とグルメの散歩道」に心ひかれる。昼時に合わせて訪れてみると、目的を同じくする方は少なくないようで、雨で足元の悪い中、結構なにぎわいをみせていた。早速、北海道北見市の「ほたて焼き」や「じゃがバター」を皮きりに、しばし食べ歩きを楽しませていただいた。その中で、福井県大野市の「里芋コロッケ」は独特のヌルヌル感のある食感が新鮮であった。
忙しい日々のちょっとした時間にささやかな「旅気分」を味わえるこうした催しは、頭の中のリフレッシュにもって、なかなか良いものである。
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