日本の酒情報館で乾杯!
10月1日は「日本酒の日」である。日本酒造組合中央会によると、昔から10月は新米が収穫され新酒が醸される月で、明治に酒税法が創設されて以来長い間10月から9月を酒税年度とし、蔵元の間で10月1日を「酒造元日」として祝う風習があった。そうした背景から、昭和53年(1978)に「日本酒の日」と定められたという。今年2008年は、制定30周年の記念すべき年ということである。日本酒造組合中央会では、毎年この日を記念し、西新橋1丁目の日本酒造会館にある「日本の酒情報館 SAKE PLAZA」で鏡開きを行っているが、今年も同日正午、5時の2回実施され、樽酒が振舞われた。当社の目の前なので、私も早速出かけ、先着300名様に進呈という記念の枡を手に入れてきた。
ところで、この「日本の酒情報館」は1998年に開館し、今年は節目の10周年を迎えた。館内には各地の酒造組合などで作られたパンフレットをはじめ、さまざまな資料があり、日本酒の知識やイベント情報などを手軽に得ることができる。
壁面にずらり並んだ日本酒のボトルが目を引くが、これは残念ながら展示用。別に販売用として、全国の蔵元自慢の日本酒を常時50銘柄ほど販売している。今年9月からは、焼酎も品揃えに加わった。販売している日本酒は5銘柄525円で試飲も実施しており、普段なかなか飲めない珍しい銘柄の飲み比べができるのが楽しい。
関連グッズも展示販売しているが、ちょっと面白いディスプレイを見つけた。着物などの衣装でドレスアップされた日本酒のボトルである。外国人向けの贈り物や披露宴などのパーティーに喜ばれそうだ。希望する方には、その普及に取り組んでいる方を紹介してくれるとのこと。
なお「日本の酒情報館」は平日しか開いていないので、来館の際はご注意を。
※日本の酒情報館は2016年に移転しました。
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