「東京大マラソン祭り」って何?
2009年3月22日、第3回となる「東京マラソン」が開催され、3万5000人のランナーが都心を走った。
これだけでも大イベントだが、同日はランナー応援イベントとして「東京大マラソン祭り」が開催されていた。その名称の印象は薄いかもしれないが、マラソンコース周辺の20数か所でコンサートやスポーツイベントが一斉に開催されたので、偶然に楽しんだ方も多かったに違いない。
当社からほど近い日比谷公園が、有明、東京ビッグサイトと並ぶメイン会場の1つになっていたため、ちょっと出かけて写真を撮ってきた。ここは、約5000人がエントリーした車いす・一般ランナーの10kmレースのゴール地点であり、参加者の家族、関係者など多くの人が集まっていた。協賛企業・団体のブースや屋台カーなどが並び、特設ステージでは車いす10km・一般10kmの表彰式が挙行され、五輪メダリストによるミニトークショーや、よさこいソーランの演舞などが行われた。派手な盛り上がりはなく、「市民マラソン」らしい和やかな賑わいを見せていたのが好印象だった。
ただ、トークショーの内容や、会場で配布されていた応援グッズほかの配布物からすると、東京マラソンの応援というよりは「2016年東京オリンピック招致」の応援キャンペーンという意味合いが強いように見えた。手渡された東京都東京オリンピック・パラリンピック招致本部発行のパンフレットによれば、約7割の方が東京オリンピック開催を希望しているそうである。今の景気の悪さは、招致ムードに追い風になるかもしれない。
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